
みなさんこんにちは〜。今回はよしみんに代わって、わたくしえつこがインタビューをしてきました。
今回は、丸の内はんにゃ会のメンバーがすっかりシビレてしまっている名曲、つのだ☆ひろさんが歌う「般若心経ゴスペル風」をプロデュースした寺前浄因さんをご紹介します。

なぜお坊さんになろうと思ったの?
もともとは数学が好きでね、同志社大学の工学部で数学の勉強をしていたんですよ。
そこで出会った先生に「数学じゃ飯が食えないよ。どうせ飯が食えないんだったら、もっと難しい勉強をしてみたら?」なんて言われて、同志社辞めて信州大学の哲学科に入学したんです
大学の2年のときから、信州のお寺で座禅を始めて、ときどきお寺に通っていました。
そのころはお坊さんになるなんて考えていなかったんですけどね。
大学4年で東京に就職の内定をもらいました。内定式のために地下鉄で会社に向かっていたとき、
東京の地下鉄の空気の悪さにやられちゃいましてね。
もともと喘息持ちだったので、こんなところじゃ生活できない、就職やめちゃえって
その日の朝に断りの電話を入れたんです。
断ったはいいけれど、さて、親にどう伝えたものかと悩みまして、
もうこうなったらお坊さんになっちゃおう! と、座禅で通っていたお寺に飛び込んだというわけです。

住職を務める岡林院のお庭を眺めながら
どんな修行をされたのですか?
臨済宗は、まず入門するのが大変なんですよ。
入門させてください、と行ってもまず断れるんです。でも、何度断られても入門を請い続けなければいけないんです。
年に7回、7日間、外に出ないで座りっぱなし っていう行もあります。
1週間の行が終わったあとにいただく肉なしのカレーがおいしくってねぇ!
修行中はつらいこともたくさんありました。特に自分の弱さというものには嫌というほど気づかされましたね。そして一番つらかったのは尊敬する師匠が亡くなってしまったこと。どんなに立派な人でも病気には勝てない、死は必ず訪れるんだ ということを実感して、人生観が変わりましたね。
「般若心経ゴスペル風」誕生のエピソードは?
比叡山の慈覚大師(794〜864)というお坊さんが中国に行ったときに、中国の人にこう言われたそうです。「仏教は天竺から中国を通り、日本へ伝わった。これからさらに東へ進んでいくだろう」と。ところが日本より東には、現代に至るまでなかなか認知されなかった。
日本より東といえばアメリカ。アメリカにも仏教が広がれば、と思ったんです。アメリカといえばゴスペル。ゴスペルで般若心経を歌ってもらったらどうだろう、と考えていたときに、知人の紹介でつのだ☆ひろさんに出会ったんです。
アメリカ人だけではなく、もちろん日本の若い人にも仏教に興味を持ってもらいたかった。曲をつけることでお経も覚えられるし。つのださんもこの考えに賛同してくださって、すばらしい曲が仕上がりました。実は私もこの曲の中に参加しているんです。途中でお経をあげているのは私の声なんですよ。
あんまりしょっちゅう聞いていると、法要の時にノリノリのお経を歌ってしまいそうになるときもあるんですが(笑)、少しでも多くの人に聞いてもらえたら嬉しいです。

購入は浄因さんに直接メールでご連絡を。
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どんな一日を過ごしているの?
朝はだいたい4時から5時の間に起きます。朝のお勤めをして、メールチェックをしたり。
半身浴をしながら本を読んだり、思いついたことをメモしたりしています。
7時くらいに朝ごはんを作って食べて…結構、料理はきちんとやるんですよ。
食事が済んだら高台寺へ。
仕事や法要、打ち合わせがあるときはお寺の内外でバタバタ忙しくしていますが、
たまに手が空いているときには、お寺をぶらりと出て、鴨川の河畔を散歩したりしています。
歩くのが大好きなので、気がつくとずいぶん遠くまで来ていたりして、お寺からの電話で慌ててタクシーで帰る、なんてこともあります。
今後の活動は?
フリーのお坊さんになりたいです。
本当の出家とは、家だけではなくってお寺も出ることだと思うんですよね。フリーになって世界中で仏教を広めたいですね。
仏教はマンツーマンの宗教なんですよ。
ひとりひとり抱えている事情は違うわけだから、その人その人に合った教えの伝え方があると思うんです。
フリーになるというのは、お寺に所属している安定というのをすべて失うので、生活は大変になるかもしれませんが、ま、なんとかなるでしょう!
フリーになってやりたいことのアイデアはたくさんあるので、早く頼もしい後任を育てて、フリーお坊さんへの道を進みたいです。

丸の内はんにゃ会プロデュースの「朝EXPO 座禅会」でのテレビの取材で
とびっきりの笑顔を見せてくれました。
寺前浄因さん監修の「禅」がわかるHP
http://www.do-not-zzz.com/
めっちゃカッコイイです。音が出るので、スタンバイしてからチェックしてみてね。
浄因さん、ありがとうございました!
2008年5月
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